専門用語・概念
うつ病・抑うつエピソードを読むための用語
一般向け本文とは分離し、医療者との会話、ガイドライン、論文を読む時に必要になる概念を整理します。
中核的に現れる症状
抑うつ気分、興味・喜びの低下(anhedonia)に加え、睡眠、食欲・体重、精神運動、疲労、罪責感・無価値感、集中・意思決定、死についての思考などが評価対象になります。
機能障害
症状数だけでなく、職業、学業、家事、対人関係などの日常機能への影響が臨床上重要です。
鑑別
抑うつ症状だけから原因を一つに決めません。身体疾患、物質・薬剤、双極性障害を含む他の精神疾患などとの鑑別が必要になります。
症状と維持機序は別
診断基準に含まれる症状と、心理療法で標的にする回避、反すう、認知、対人過程、睡眠などの維持機序は同じ分類ではありません。
何を意味しないか
一時的な落ち込み、単一の症状、質問票の高得点だけを、そのままうつ病の診断と同一視しません。診断名と、心理療法で扱う維持要因も別です。