トラウマ後の反応を理解する

つらい出来事のあとに反応が続く時 ― PTSD

強い出来事のあとに、思い出が急に浮かぶ、避けたくなる、眠れない、常に警戒してしまうなどの反応が続くことがあります。出来事を経験したことだけでPTSDと決まるわけではありません。

トラウマ体験とPTSDは同じではない

つらい出来事の後に一時的な反応が出ることはあります。PTSDの診断では、侵入症状、回避、考え方や気分の変化、過覚醒、持続期間、生活への影響などを臨床的に評価します。

効果が確立した治療がある

NICEやVA/DoDのガイドラインでは、トラウマに焦点を当てたCBT、Cognitive Processing Therapy(CPT)、Prolonged Exposure(PE)、EMDRなどのmanualized treatmentが重要な選択肢です。

デジタルやcomputerized treatmentにも研究がありますが、決められた手順、評価、期間、支援体制を持つ治療プログラムとして研究されています。

「詳しく話せば治る」とは限らない

トラウマについて繰り返し詳しく話すこと自体が治療になるわけではありません。効果が確認されているtrauma-focused treatmentは、訓練された治療者と定義されたprotocolの中で行われます。

このサイトはトラウマ記憶の自動処理をしません。
出来事を詳細に何度も語らせる、trauma exposureを作る、EMDRのような処理を再現する、CPTやPEを一般AIが治療として実施することは行いません。

このサイトで扱えること

PTSDについて知る、治療選択肢を整理する、今困っている睡眠・生活・仕事への影響をまとめる、医療者へ伝えたいことを整理する、非トラウマ記憶型のgroundingや日常のroutine supportを使う、といった補助的な支援は可能です。

主な参考

  1. NICE NG116: PTSD
  2. VA/DoD PTSD Clinical Practice Guideline 2023
  3. Trauma-focused CBT IPD meta-analysis
  4. Digital PTSD interventions review

専門用語・研究上の区別で読む →