身体に出るつらさ
動悸、めまい、胃腸の不調、頭痛、だるさが続く ― 「自律神経失調症」と言われることもある症状群
こうした症状を最初から「うつ」「不安」「パニック」「ストレスのせい」と決めつけません。身体の病気、薬、睡眠、生活リズム、不安、抑うつなど、複数の可能性を分けて考えます。
「自律神経失調症」=うつ病ではない
日本では「自律神経失調症」という言葉が、動悸、めまい、頭痛、胃腸症状、だるさなどをまとめて説明する時に使われることがあります。ただし、それ自体をうつ病やパニック障害と同じものとして扱うのは適切ではありません。
先に医療で確認したいこと
身体症状には、心理的な要因以外の原因もあります。新しく強い症状が出た、急に悪化した、日常生活へ大きく影響している、薬の変更後に始まったなどの場合は、セルフワークだけで説明せず医療へ共有します。
そのうえで見ること
- 睡眠が崩れた時に悪化するか。
- 仕事や人間関係の負荷と同期するか。
- 不安が強い場面で動悸や胃腸症状が出るか。
- 急に身体感覚が高まり、その感覚自体を「危険」と感じる発作があるか。
- 気分の落ち込み、興味の低下、疲労と一緒に続いているか。
- 休息や休日で変化するか。
- 服薬やカフェイン、飲酒などとの関係があるか。
セルフワークでできること
原因を一つに決めるのではなく、症状が強くなる条件を短く記録し、睡眠、活動、ストレス、不安、抑うつなどとの関係を整理します。心理的な維持要因が明確なら、その部分だけ既存の方法につなぎます。
避けること
身体症状を「気の持ちよう」「認知の歪み」「自律神経だから仕方ない」「パニックだから身体は大丈夫」と片づけません。身体の評価が必要な部分と、心理的に扱える部分を分けます。
身体症状を「気の持ちよう」「認知の歪み」「自律神経だから仕方ない」「パニックだから身体は大丈夫」と片づけません。身体の評価が必要な部分と、心理的に扱える部分を分けます。
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参考
厚生労働省「こころの耳」:自律神経失調症では、全身倦怠感、めまい、頭痛、動悸などが例として挙げられています。